"スワップポイントの変動"と"通貨の価格の変動"です。
この2つの影響を、金利変動リスクといいます。
スワップポイントの変動
スワップポイントは、通貨間の金利差なので、金利変動の影響をまともに受けます。
例をあげてみましょう。
今現在(2006/8/11)、円の金利は、0.4%、米ドルの金利は、5.25%です。
よって、米ドル/円買いの場合、スワップポイントは、4.85%(5.25%ー0.4%)になります。
仮に、円の金利が現在の0.4%から、1.0%に上がったとします。
すると、スワップポイントは、4.25%(5.25%ー1.0%)に減ってしまうことになります。
金利変動のスワップポイントへの影響

通貨の価格の変動
金利の変動は、通貨の価値にも影響を与えます。
金利が大きく下がると、多くの人がその通貨より、金利の良いものを買いたいと考えます。
その結果、需要が縮小し、需要と供給のバランスにより、価格が下がります。
金利変動の通貨の価格への影響

金利の変動は、スワップポイントと通貨の価格に大きく影響します。
次回は、流動性リスクについて解説したいと思います。