物やサービスは、お金に換算され、合計されます。
GDPは、経済の動きに直結しているため、国の経済をはかる上で、重要な指標のひとつです。
GDPの種類
GDPには、"実質GDP"と"名目GDP"があります。
名目GDPは、国内で生産された物、サービスの価値を全て合計したものです。
実質GDPは、名目GDPに物価の変動を考慮した数値です。
2つの内、重視されるのは、実質GDPです。
なぜ名目GDPは、重視されないのでしょうか?
物価の変動を考慮しないため、数値がぶれてしまうからです。
例えば、名目GDPが、2倍に増えていたとします。
しかし、物価が上がって、価格が2倍に上がっただけだった場合、この数値の上昇は、経済の成長を意味するものではありません。
このように、物価の変動により、数値がぶれてしまいます。
したがって、この物価の上昇(または下降)を考慮した、実質GDPが経済状況をはかるのに用いられます。
名目GDPの物価変動による影響

GDPの発表時期
GDPの発表時期は、1年を3ヶ月単位で、4つに分けた時期ごとに発表されます。
これら一つ一つを、四半期と言います。
GDPの発表時期一覧
四半期の名前 | 発表時期 |
第1四半期(1〜3月) | 4月頃 |
第2四半期(4〜6月) | 7月頃 |
第3四半期(7〜9月) | 10月頃 |
第4四半期(10〜12月) | 1月頃 |
ちなみに、前期とGDPを比較し、伸び率を求めたものを、経済成長率といいます。
GDP(国内総生産)とは、国内で、1年間に生産された物やサービスの価値を合計したものです。
サービスもお金に換算し、合計されます。